毎週日曜日の夜に新作を掲載します!(早まる場合もありますが、遅れないようにします)
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episode51
【オレ物語・本丸・第21章】
~ 再出発 ~
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる…
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
と…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode51
【オレ物語・本丸・第21章】
~ 再出発~
大学を卒業して就職した会社
【ガイアックス】…
次世代の自動車燃料を扱う会社として、非常に興味を持ち、今後の成長に大きな期待をして入社したが…
中身は、超ブラック企業だった…
オレは、大学を卒業してわずか1年で会社を辞め…
新しくスタートしようと心に誓った…
ブラック企業ではあったが、出会った仲間たちとの思い出を励みにしながら…
オレは、次のステージへと向かう…
ありがとう…
石岡店の仲間たち…
~ 4th stage ~
会社を辞めたオレだったが、何もアテが無いわけではなかった…
地元の農協職員の採用試験の話しがあったので、すぐに試験を受けに行ったのだった…
採用人数は【若干名】としか記されていなかったので、何名採用になるのか分からないが、安泰と言われる農協の職員になりたいと思った…
試験会場には、30人位の受験者がいた…
地元の農協なんで、もちろん地元の人間がほとんどだった…
しかも…
受験資格が、高卒以上だったので…
もうすぐ高校を卒業する高校3年生とかもたくさんいた…
オレは、大卒だ…
高校生と同じ受験するのは初めてだった…
試験問題を見ると…
『なんだ?これ…』
って思うくらいに簡単な問題だった…
大卒のオレにしてみれば、簡単すぎる問題だった…
学科試験の後には、論文の試験だった…
学科・論文とも、オレには簡単過ぎる試験だったので…
1次試験は合格だろう…と自信があった…
そして、数日語…
この前の1次試験の結果が郵送されてきた…
開けてみると…
【不合格】...
ちょっと…待ってよ…
なんで…?
なんで大卒のオレが落ちるのよ…
あんなに簡単な問題だったのに…
オレの何がいけなかったんだよ…
マジかよ…
なんでオレはこうなの…?
大学の友達たちは、難なくいい会社に入れて順調に働いているのに…
オレは…
いつになったら恵まれる?
大学を卒業してから、あまりにも酷すぎる人生…
入った会社は、超ブラック企業…
月180時間のサービス残業…
月に、一度休めればいい方…
友達たちの会社は、週休二日でボーナスも出るし、ロボットのように働かされているオレより給料も待遇もいい…
仕事だけじゃない…
恋愛もダメ…
うまくいきそうになっても…
必ず最後にダメになる…
会社を辞めて新しくスタートしようと頑張って受験した農協…
これまた、いきなりダメかょ…
なんで?うまくいかせてもらえない?
オレってさ…
何やってもダメなの…?
普通に会社に入って…
普通に恋愛して…
普通に家庭を持つ事など許されないのか…
ただ…普通になれればいいんだよ…
ただ…普通に…
オレが何したってんだよ…
ちょっと…
オレ…疲れたゎ…
何もしたくねぇよ…
家にもいたくねぇ…
少し…
どこか遠くへ行こうか…
どこか遠くへ…
季節は3月上旬…
オレは、この現実から離れるため…
旅に出ようと思った…
目的地などない…
ただ…遠くへ行けばいい…
自分の車で、行けるとこまで行ってみようか…
道路が続いてる限り…どこまでもいけるだろう…
どうせなら…日本の端っこへ…
九州の桜島まで行ってみようか…
オレは、関東の茨城県に住んでいる…
茨城から、九州の桜島まで車で行くなんで聞いたことないが…
今のオレには、ちょうどいい…
現実から離れるには…
ちょうどいい…
オレは、すぐに旅に出ることにした…
日本の端っこ…九州の桜島まで…
車を運転するのは好きだから、苦ではないだろう…
旅の予定日数などない…
別に目的もない…
ただ…桜島までいけばいい…
【自分探しの旅】ってやつか…
何か…見つかるか…
旅先で、運命の人と出会ったりするだろうか…
もしかしたら…
知らない土地で、1人…
死んでしまうかもしれない…
なんでもいいや…
とにかくオレは…
今(現実)を離れるんだ…
こうしてオレは…
大した荷物も持たずに、すぐに出発した…
九州の桜島まで…
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
オレ…
九州の桜島まで旅にでる…
大した荷物も持たずに飛び出したオレ…
自分探しの旅…
車で桜島まで辿り着くのか…
そこにいったい…
何がある…
☆次回は、3月10日にアップします☆
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
いつもより短めでしたm(__)m
次の話しが長くなるもんで…(*_*;
話し変わりますが…
昔、ウチで働いていた中国人のほかに、ベトナム人の【ドンちゃん】がいました。
で…
ある日。ドンちゃんが
『お兄さ~ん。ワタシ目!イタイです…』
と、言ってきた…
『どうしたんだ?ぶつけたのか?』
( ゚д゚)???
と聞くと…
ドンちゃんは…
『たぶん~
カエルちゃん触る~
目!触る~』
と…
カエルちゃん…
カエルちゃん…???
【カエル】でいいんだよ!!
ちゃん…は、いりません
(-_-;)
どうやら、原因は…
カエルちゃんを触って目を擦ったらしい…
カエルちゃんを触った手で目を擦ると…
マズイのか…Σ(゚Д゚)???
オレは、すぐにネットで調べた…
すると…
カエルちゃんたちは、身を守るために
身体から毒液を出しているらしい…
アマガエル程度のカエルちゃんでも、弱い毒を出しているらしく…
カエルちゃんを触った手で目を擦ると、
【結膜炎】とか、【ものもらい】になるらしく…
さらに…
違う種類の強力なカエルちゃんだったら…
失明する場合もあるらしい…
ドンちゃんを眼科へ連れて行ったら…
【ものもらい】でした…
やはり…
【カエルちゃん触る…目!触る…】
が原因だったのか…
為になったね~( ゚д゚)
みなさんも、カエルちゃん触ったら手を洗ってくださいね…
Σ(゚Д゚)!!!!!
以上オマケ話しでした。
【ベトナム人…物語・完】
☆次回は、3月10日にアップします☆
またお会いしましょうね
ヽ(´ー`)ノ
episode52
【オレ物語・本丸・第22章】
~ 自分探しの旅へ ~
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる!
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた…
受験資格が高卒以上だったので、大卒のオレには簡単すぎる問題だったのだが…
【不合格】…
なぜ落ちたのか…納得できなかった…
オレは、いつになったら恵まれるのか…
友達たちは、難なくいい会社に入り順調に進んでいる…
オレは…?
仕事もダメ…
はたまた、恋愛もダメ…
何もかも…うまくいかせてもらえない…
新しくスタートを切ろうとしているのに…
このザマ…
『ちょっと…オレ…疲れたゎ…』
そう思ったオレは、この現実から離れるために旅に出ることにした…
車で行けるとこまで…
日本の端っこ…
九州の桜島まで…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode52
【オレ物語・本丸・第22章】
~ 自分探しの旅へ ~
季節は3月上旬…
オレは、この現実から離れるため…
旅に出ようと思った…
目的地などない…
ただ…遠くへ行けばいい…
自分の車で、行けるとこまで行ってみようか…
道路が続いてる限り…どこまでもいけるだろう…
どうせなら…日本の端っこへ…
九州の桜島まで行ってみようか…
オレは、関東地方の茨城県に住んでいる…
茨城から、九州の桜島まで車で行くなんで聞いたことないが…
今のオレには、ちょうどいい…
現実から離れるには…
ちょうどいい…
オレは、すぐに旅に出ることにした…
日本の端っこ…九州の桜島まで…
車を運転するのは好きだから、苦ではないだろう…
旅の予定日数などない…
別に目的もない…
ただ…桜島までいけばいい…
【自分探しの旅】ってやつか…
何か…見つかるか…
旅先で、運命の人と出会ったりするだろうか…
もしかしたら…
知らない土地で、1人…
死んでしまうかもしれない…
なんでもいいや…
とにかくオレは…
今(現実)を離れるんだ…
こうしてオレは、すぐに旅に出ることにした…
大した荷物も持たずに、すぐに出発した…
九州の桜島なんで未知の場所だから、カーナビがあれば便利なんだが…
そんなもの…
オレの車になど…
ない…↻↻↻
カーナビなどいらんのだ!!
(# ゚Д゚)イラネー!!!!
オレは、本屋で日本の全国版の地図を買い…
ホームセンターで、方位磁石を買った!!
方位磁石と地図があれば問題ない!!
地図の上に、方位磁石を置いて…
地図をグルグル↻↻↻回せば…
カーナビと同じだ!!
(゚∀゚)♪
あとは、道路の看板を見ながら進む!!
こうして、【自分探し】の1人旅に、やる気満々で出発した!!
しかし、早速…
東京名物…
【首都高速の大渋滞】にハマってしまった…
(*_*;
ここを通らなきゃ、南には行けない…
よりによって、今日は…
3連休の…ど真ん中…
(*_*;
いつもより大渋滞だ…
(*_*;(*_*;(*_*;
しかし、まぁ~
よくもこんなにカレンダー通りに仕事が休みの人が多いですこと…
(-_-;)
オレは、そんなうらやましい仕事に就いたことなどない…
ってか…
まともな会社員にすらなれない…
(-_-;)
旅に出ようと思って飛び出したが…
いきなりこのザマだょ…
(-_-;)
なんで邪魔ばかりするんだ…
(-_-;)
世の中の全てが、敵に見えてきた…
(-_-)
そして…
大した距離でもない区間を2時間かけてやっと脱出…
(*_*;
首都高速を抜けたら、スイスイだった♪
途中休憩に立ち寄った、海老名パーキング…
デカイパーキングだから、車も多いが…
人…多すぎ…(-_-;)
世間は3連休だからって…
何処ほっつき歩ってんだよ…
ヒマな人たちだねぇ~
(-_-)
ってか…
無職のオレが1番ヒマか…↻↻↻
完全に【心♡腐りモード】である…
家を出発して8時間…
名古屋まで、たどり着いた…
今日は、もう限界…(*_*;
とりあえず、ビジネスホテルに今日は一泊しよう…
素泊まりで5,000円くらいだろう…
その前に…
ドラえもんの【しずかちゃん】以上に風呂好きなオレは、近くの銭湯を探した…
ガソリンスタンドで給油しながら、店員さんに銭湯を教えてもらい、銭湯へ向かった…
10分足らずで、よくある銭湯にたどり着いた…
銭湯に入ると、メインフロアに…
風呂上りの…
なんともまぁ~!!
(*°∀°)=3
ステキなお姉さんがいた!!
(;´Д`)はぁ~♡♡♡
ちっくしょ~!!!!!!!!!
(>_<)
こんなお姉さんと付き合えたらなぁ~(泣)
(TдT)…
なんでだか知らんが…
オレは、名古屋の銭湯でステキなお姉さんを目撃して…
なんでだか知らんが…
悔しくて…
悔しくて…(泣)
(TдT)…
一人旅の寂しさと…
【彼女が出来ない呪い】のせいで…
悔しくて…
悔しくて…(泣)
(TдT)…↻↻↻↻
たまたまオレに目撃された、風呂上りのステキなお姉さんには、罪はないが…
あなたを見たら…
オレ…
悔しくて…
悔しくて…(泣)
(TдT)…↻↻↻↻↻↻↻
銭湯へ行って、悔しい思いをしたのは初めてだった…
さて…
銭湯を出て、適当に近くのビジネスホテルに泊まった…
寝ようとしたら、母親から電話が…
『今、どこにいんだ???』
と…
オレ
『名古屋に泊まってる!しばらく帰らないから電話しないでくれや!!』
母親『あ"~?????』
出かける前に、『九州まで車で行く』って軽く伝えておいたが…
まさか本当に行くとは思ってなかったらしい…
ま~いいや…
もう誰もオレを止める事はできん…
こうして…長い旅の1日が終った…
次の日。
1人旅…2日目になった。
目標は、九州の桜島…
まだまだ遠い…(*_*;
今日は、思いっきり進もう!!
昨日は、首都高速のムダな渋滞で時間を食ってしまったが、今日は大丈夫だろう♪
名古屋を出発して、南へ向かった…
基本的に今回の旅は、高速道路しか走らない…
一般道で行ったら、なかなか進まないだろうし、迷子になりそうなんで…
(*_*;
オレは、ひたすら南へ向かって高速を飛ばした…
大阪に入った…
右手に、USJが見えた…
ディズニーランドは近いが、USJは、遠すぎるから行ったことがない…
かと言って…
さすがに一人ではね…
(*_*;
入れないでしょう…
(*_*;
こういうのは、彼女と行くもんだな…
あ…
オレ…只今…
【彼女が出来ない呪い】まっしぐら…
USJに入る資格もない…
はい。
終わり…↻↻↻
さようなら…
USJ…(>_<)
USJは…スルーした…
岡山県に入った…
そういや、大学時代に女の子の友達で、岡山県から来てた子がいるのを思い出した!!
もう、地元に戻ってるだろうし…
電話してみようかな…
もしかしたら会えるかも…(*´艸`*)
んで…
さらに…もしかしたら…
(*´艸`*)ムフ…
(*´艸`*)ムフフ…
(*°∀°)=3 ウェッヘッヘッヘ!!!!!!!!!!
【変態モード突入!!!!】
で…
さっそく彼女に電話した…
プルルルル…
プルルルル…
『もしも~し??』
電話でたぁーーー!!!
(# ゚Д゚)キタァ------!!!!!!!
オレ
『久しぶりだね!今、岡山に来てるんだよ!!今、どこにいるの??』
すると…
『久しぶりだね♡うんとね~。まだ茨城にいるの!大学卒業してから、ずっとこっちでバイトしてるのぉ~!!』
…コテン↻↻↻↻
何やってんじゃ!!
(# ゚Д゚)コラーー!!!!!!
卒業したなら、地元に帰らんかい…
(-_-;)
せっかく、岡山まで来てるのに…
(-_-;)
なんで…
出発点の茨城にいる…
(*_*;(*_*;(*_*;
はい…
おわり…↻↻↻↻
さて。夕方まで車を走らせ8時間…
広島に到着した…
今日は、だいぶ進んだな…
(*゚∀゚)
広島で高速を降りて料金を払うと…
名古屋から広島まで…
12,000円...(当時の料金)
(*_*;
高っけ~!!!
…↻↻↻↻↻
まぁ~。
想定内の話しなんだが…
当時は、高速道路のプリペイドカードがあって、5万円分買うと…
7,000円分タダでついてくる♪
今回の高速代は、かなりかかると思ったんで、初めからプリカを買っておいたのだった(゚∀゚)♪
今日は、広島に泊まろう…
また、テキト~にビジネスホテルを探した…
しかし…その前に…
やはり!!
ドラえもんの【しずかちゃん】に負けないくらいに風呂好きなオレは…
今日は、広島の銭湯を探した…
これまた、ガソリンスタンドで給油しながら店員さんに教えてもらった。
そして…
広島の銭湯に到着…
今日の広島の銭湯には、キレイなお姉さんがいなかったので…
オレは…
心を乱すことがなかった…
今のオレに、キレイなお姉さんは…
【毒】だ…
【猛毒】だ…
幻覚を起こす…
(;´Д`)はぁぁぁ~
見ないほうが…いい…
(>_<)
無事に銭湯を出たオレは、今日もまたビジネスホテルに泊まることにした…
明日は…
ちょっと寄り道していこう…
なぜなら…
広島には…
思い出の場所があるから…
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
オレ…思い出の場所へ…
そこは…甘く切ない場所…
オレは、再びこの地へ戻ってきた…
☆次回は、3月17日に更新します☆
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
今回の1人旅の話しですが、2回に分けて書こうと思ってましたが…
予想以上に長くなりそうなんで、3回~4回に分けます…(*_*;
ガイアックスの話しが終わり、これからが【オレ物語・本丸】の深~~い?話しになっていきます。
どうか、気長に読んでいってくださいね
m(__)m
またお会いしましょうねヽ(´ー`)ノ
episode53
【オレ物語・本丸・第23章】
~ 再び…この地へ… ~
※今回の話しは、かなり長い話しですので
できれば時間がある時にゆっくりと読んでいただきたいですm(__)m
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる!
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた…
受験資格が高卒以上だったので、大卒のオレには簡単すぎる問題だったのだが…
【不合格】…
なぜ落ちたのか…納得できなかった…
オレは、いつになったら恵まれるのか…
友達たちは、難なくいい会社に入り順調に進んでいる…
オレは…?
仕事もダメ…
はたまた、恋愛もダメ…
何もかも…うまくいかせてもらえない…
新しくスタートを切ろうとしているのに…
このザマ…
『ちょっと…オレ…疲れたゎ…』
そう思ったオレは、この現実から離れるために旅に出ることにした…
車で行けるとこまで…
日本の端っこ…
九州の桜島まで…
1日目は、世間の3連休の大渋滞に巻き込まれ名古屋までが限界だった…
2日目は、一気に名古屋から広島まで飛んだ…
今日は、広島に泊まろう…
そして…
明日は、少し寄り道していこう…
なぜなら…
ここ(広島)は…
思い出の場所だから…
オレは…
7年ぶりに、この地に戻ってきた…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode53
【オレ物語・本丸・第23章】
~ 再び…この地へ… ~
1人旅の3日目…
広島に泊まり朝を迎えた…
今日は、少し寄り道していこう…
なぜなら…
ここは…
思い出の場所だから…
ここに来るの7年ぶりになる…
別に、広島に住んでいた訳ではない…
広島に親しい人や、昔の恋人がいたわけでもない…
オレは、広島にある【厳島神社】へと向かった…
厳島神社は、瀬戸内海の宮島という小さな島にある。
フェリーに10分程乗り、厳島神社へ向かうのだ…
フェリーに乗ったオレは、テラスから海を眺めて、たかが10分間の間だったが、7年前の記憶がたくさん蘇ってきた…
7年前…
オレは、この地へやって来た…
高校2年の修学旅行で…
この場所は…
高校時代時に好きだった…
詩織ちゃんを思い出す場所だから…
高校時代の記憶…
思い出したくもない時代の話しだが、詩織ちゃんの件に関しては、ちょっと違った…
夢と希望を持って…
一生懸命に勉強して…
合格を勝ち取った地元の進学校…
しかし…
自分の理想とは全く違った高校生活だった…
入学して間もなく、実力診断テストをやったが…
68位…
中学では、5本の指に入るオレだったが…
いきなり挫折をくらった…
休み時間は、自習をしている変態がたくさんいた…
楽しみと言ったら、昼休みの学生食堂に来るパン屋のチョコレートを垂らしたクリームパンを買うことだった。
しかし...
だんだんとパンの上に垂らしてあるチョコレートが少なくなり...
さらに追加で少なくなり...
今度はパンまで小さくなり...
『チョコレート70%OFF!』
『パン30%OFF!』
そして...
『嬉しいお値段そのまま!!』
ふざけんじゃねーぞー!!!!!!!
(;゚Д゚)コラー!!!
あのパン屋!!
絶対に許さねぇ!!!!!!!!!
さて。
オレは中学時代は、野球部に所属していた。
オレの高校は、甲子園に出場経験もある有名な強豪高校だったので、練習がハードだから、勉強について行けなくなるし、そもそも野球があまり好きではないので、野球部には入らないつもりだったのだが…
親父が大の野球好き…
しかも地元の強豪高校だから尚更…
オレが、高校で野球をやらないと言ったらブチ切れ…
家族会議まで進展し、オレは野球部に入らねばならなくなった…
さらにトドメに…
中学時代から一緒に野球をやっていた奴が
『オレ勉強出来なくて諦めたから、一緒に野球やろうぜ!』
と誘ってきたので、お前がやるならと
野球部に入ることにした…
しかし…
1ヶ月後に、そいつは『さらに勉強出来なくなったから野球やめるわ!』と、急に野球部を勝手に辞めてしまい、オレだけが取り残されてしまった…
どうせなら…
一緒に辞めたかったが…
辞める前に一言...言えや!!!
辞めるタイミングを逃してしまったオレは、悔いの残らぬよう…
最後まで続けることにした…
練習は毎日…
午前7時から朝練なんで、毎朝6時前には家を出る…
授業が終わってから夜遅くまで練習…
帰宅するのは、夜9時を過ぎていた…
部活が休みの日は、年間で5日くらいしかない…
毎日、疲れ果てて…勉強などやる気にならない…
いつの間にか、成績は下から数える方が早い順位になった…
さらに…
センスのないオレは、野球でも輝く事はなかった…
ドラゴンボールで言えば…
オレは、【クリリン】的なキャラだった…
悟空や、ベジータのような存在にはなれなかった…
野球部は、もちろん坊主頭…
まさに、クリリンだった…
オレは、ハゲてるわけではないが...
通常の3倍に額が広く...
『それやりすぎでしょ!』
って自分でも思うくらいに生まれつきの広さだった...
幼稚園の時に紙で作った鯉のぼりを持っている写真...
風になびいてオレの頭は...
幼稚園児とは思えぬ
【アデランスの中野さん】だった...
まして坊主頭など最悪...
まさに歩く顔面犯罪...
オレは、変な顔なんだと確信していた...
見た目重視の青春時代…
毛のない男など女の子にもてるわけがない…
勉強も出来ない…
野球もダメ…
何のとりえもない…
野球部は『野球に全てを捧げろ!』と授業時間の多い理系のクラスを選択することが禁止だった...
オレは機械とかが好きだから理系の大学を目指したかったが、野球部に入った時点で夢を捨てねばならなかった...
自分で決められなかった人生...
全てに挫折を感じ、自分の好きな道に進めなかった高校生活だった…
楽しかった中学時代とは真逆になってしまった…
高校2年の時が一番最悪のピークで...
高校を退学しようと思っていた...
そんな中…
いつも通りに朝練を終えたオレは、1時間目の授業に向かうため校舎へ…
昇降口の靴箱を開けて、自分の靴をしまう時に…
『おはよう♪』
と、誰かが後から声をかけてきた…
振り向くと、クラスメイトの詩織ちゃんだった…
詩織ちゃんは、お嬢様系の可愛い子だったが、おとなしくて控えめな性格だったので、クラスでは目立つような子ではなかった。
オレのクラスでは、どびっきりの可愛い子がいて、クラスの男子には大人気だったんだが…
オレは、何のとりえもないし…
クリリンみたいだし…
どうせ憧れてもムダだし…
オレにとっては、ウルトラ級の【高嶺の花】だったんで
逆に何とも思わなかった…
ってか…
オレは変な顔だから、彼女すらムリだろうと思ってたんで、クラスの女子を気にすることもなかった…
しかし…
クラスメイトではあるが、話したことのない詩織ちゃんに
『おはよう♪』
って笑顔で言われた瞬間…
オレの心の中で潰してきたものが…
膨らもうとしていた…
こんな雑魚キャラのオレに…
笑顔で話しかけてくれるなんて…
すごく嬉しかった…
それからオレは…
詩織ちゃんを好きになっていた…
でも、恥ずかしくて…
クラスでは何も話せなかった…
でも、たまに朝…
あの時みたいに、昇降口で詩織ちゃんとバッタリ会う時があって…
『おはよう♪』
って、挨拶できる時があり…
今日も…会えるかな…
って…
それだけが楽しみだった…
そんな中…
高校のクラスマッチがあった…
種目は、いろいろとあったが…
オレは、現役野球部なんで、ソフトボールには出場出来ない。
なんでもいいやと…
やったこともない、テニスを選んだ…
テニスは、男女混合のダブルスだった。
が…
なんと…
オレのパートナーが詩織ちゃんになったのだった!!
願ってもない事が起こった…
ダブルスなんで、男は前衛・女は後衛のポジションになる。
詩織ちゃんは、何の部活にも入ってないが、中学時代はテニス部だったらしく、上手いらしい…
オレは、テニスのラケットすら握ったこともない…(*_*;
詩織ちゃんと、テニスでペアを組めるだけで嬉しいんだが…
足引っ張らないようにしなくちゃ…
(*_*;(*_*;(*_*;
そして、試合が始まった…
オレは、詩織ちゃんに
『やったことないけど頑張るね!』
と言った!
沙織ちゃんは、ニコッと微笑んでくれた…
相手チームは、男女ともに中学時代はテニスをやっていた2人…
しかし…
オレと同じ前衛を守る男は、ブサイクだ!
オレも変な顔だが、あんなブサイクに負けるわけにはいかない!
オレは、詩織ちゃんを守る!!
ホイッスルが鳴り、ボールが飛んできた!
野球部を舐めんじゃねーぞ!!
(# ゚Д゚)カァ------!!!!!!!
オレは、全力でボールを打ち返した!!
が…
ホームラン!!
(゚∀゚)?
テニスにホームランなどない…
しかも、まっすぐボールが飛ばなく…
明後日の方向へ飛んで行った…(*_*;
テニスって…難しいのね…(*_*;
詩織ちゃんは、さすが元テニス部!!
きちんとボールを返していた…
(*_*;
今度は、オレの顔面に向かってボールが飛んできた!!
オレは、すかさず…
(# ゚Д゚)『バリアー!!』
と、意味不明な叫び…
顔の前に、ラケットを構えてボールを弾き返した…
相手のコートにボールが落ち…
『ピッ!』
と、ホイッスルが鳴った…
なに…?
今のは、得点になったのか!!
バンザーイ!!
ヽ(´ー`)ノ
オレは、沙織ちゃんに
(゚∀゚)『やったぜ!』
と、ガッツポーズ!
沙織ちゃんは、笑っていた…
しかし…
相手チームも黙っていなかった…
元テニス部ペアの逆襲が始まった…
相手チームのブサイクな男が華麗にスマッシュを決める…
(-_-;)
このブサイクめが…(-_-;)
さらに、ブサイクが頑張る…
このブサイクめが…
(-_-;)(-_-;)
ブサイクが、どんどん得点を重ねる…
このブサイクめがー!!
(# ゚Д゚)チキショ----!!!!!!
そして…
オレと詩織ちゃんのチームは、ブサイクチームに負けてしまった…
ブサイクに負けた…
_| ̄|○ il||li
詩織ちゃんを守れなかった…
_| ̄|○ il||li
オレは、詩織ちゃんに…
『ゴメン…全然役に立てなかった…』
と謝ったが…
『大丈夫だよ♪』
と笑顔で言ってくれた…
詩織ちゃんって、ホントやさしい…
(*´∀`)
季節は、高校2年の秋…
オレの高校は、進学校なので
3年生になると受験勉強が忙しくなるので
修学旅行は、2年生のうちに行くのだ…
もちろん、野球部も修学旅行に行っていいのだが…
名門校だけあって、変な伝統があった…
修学旅行に野球の道具を持っていく…
(*_*;(*_*;(*_*;
新幹線に乗って移動中…
車内でキャッチボールみたいな?しぐさをやる…
ホテルに泊まって、翌朝…
他の生徒たちよりも早く起きて…
ホテルのフロントの人に…
『朝練やるんで、入り口を開けてください!
』
と…
フロントの人に
『はい???』
と言われながら…
朝練開始…
ランニング、キャッチボール、素振り…
修学旅行くらい勘弁してくれやー!!
ヽ(`Д´#)ノ
こんな変な修学旅行ではあったのだが…
嬉しい事もあった…
修学旅行の自由行動のグループが
なんと…
詩織ちゃんと一緒だったのだ!!
ヽ(´ー`)ノ バンザーイ♡
しかし…
これまた、恥ずかしくて…
ほとんど話せず…
(〃ノωノ)…
なんで好きな子とは、話しが出来ないんだろうか…
(*_*;
どうでもいい女子とは、ガンガン話すのに…
でも、一緒にいるだけで十分幸せだった…
(*´ェ`*)
詩織ちゃんと一緒に見た宮島の景色…
ツーショットではないが、一緒に写っている写真を隠しながら大切に持っていた…
この修学旅行は、オレにとっては…
高校生活で1番の思い出かも知れない…
年が明け…3月。
ホワイトデーの事…
相変わらず【クリリン】なオレは…
誰が何と言おうと…
スーパーウルトラ☆パーフェクトに…
誰からも、バレンタインチョコもらえなかったんで、ホワイトデーは無縁だったんだが…
駄菓子屋で買ったペロペロキャンディーを…
オレは、何を考えていたのか…
詩織ちゃんの靴箱へ入れてしまった…
オレからだという置き手紙もなしに…
ペロペロキャンディーだけを沙織ちゃんの靴箱へ入れた…
さらに…
全く…人騒がせな…この世の物とは思えないような勝手な想像をし…
オレの中で、勝手なストーリーが出来上がっていた…
詩織ちゃんが靴箱を開ける…
↓↓↓
ペロペロキャンディーが入っている…
↓↓↓
詩織ちゃんは、一瞬驚くが…
すぐに、オレからだと気がつく!!
↓↓↓
そして、詩織ちゃんが…
『あの…キャンディーありがとぅ…』
と、オレに言ってくる…
↓↓↓
オレは…
『あ…名前書かなかったんだけど分かった?』
『オレの…気持ちなんだ…』
↓↓↓
すると、詩織ちゃんは…
『ありがと♡実は…私も…ずっと好きでした…』
↓↓↓
オレ『ホント?嬉しい!!オレと付き合ってくれないかな?』
↓↓↓
詩織『うん…♡』
↓↓↓
こうして…
オレと詩織ちゃんは結ばれ…
高校を卒業してからも、二人の愛は変わらず…
生涯の伴侶として結ばれたそうな…
♡THE END♡
※勝手な想像の物語です※
(# ゚Д゚)完璧だぁーー!!!
しかし…
現実は厳しい…
現実は辛い…
現実は…クリリン…
【歩くパチンコ玉】みたいな変な顔のオレに…
花など咲くものか…
詩織ちゃんは、靴箱を開けて…
ペロペロキャンディーが入っていたのに驚き…
誰からだか分からなく…
怖がっていたらしい…
オレは…
オレは…
ただの変態だった…
_| ̄|○ il||li
高校3年になった…
オレの高校は、2年生の時から目指す大学に合わせてクラス編成されるので、クラスメイトは同じである。
詩織ちゃんと、同じクラスのままだ。
夏になり…
高校野球の最後の夏の大会が始まった…
オレの高校は、県内でベスト8の実力だったので、1回戦はシードだったので2回戦からの戦いだった…
しかし…
試合当日…今までにない猛暑の日…
オレたちは、ウオーミングアップでバテバテになってしまい…
試合もゴタゴタ…
ベスト8の実力校だったにもかかわらず…
オレたちは、無名の高校に負けてしまったのだった…
オレたちの夏はあっと合う間に終わった…
次の日の新聞に…
【シード○○○高、散る…】
と、デカく掲載さる程だった…
しかし…
夏の大会に負けて引退したことにより…
オレは、あの軍隊のような生活から開放されたのだった…
もう…
坊主頭じゃなくていい…
自由になったのだ…
しかし…
野球が終わったかと思っても、次は大学の受験勉強が待っている…
ゆっくりと遊んでるヒマなどない…
でも、高校生活もあと半年だし…
高校最後の夏に思い出を作りたい…
詩織ちゃんに告白して…
一緒に花火大会に行きたい…
オレは、思い切って…
詩織ちゃんに告白しようと決心した!!
でも…
根性なしだったオレは…
口では言えないから手紙を書くことにした…
夏休みに入ってしまったんで、課外授業の登校日に渡そう…
しかし…
登校日の日に詩織ちゃんは欠席だった…
こうなったら…
詩織ちゃんの家に手紙を郵便で送るしかない…
なんせ…
当時は携帯もないし…頑張ってもポケベル時代だったんで…
詩織ちゃんの住所は、クラスの名簿で分かっていたのだが…
問題が1つあった…
封筒の送り先に、オレの名前を書いたら…
詩織ちゃんの親にどう思われるか…
(*_*;
そこで、クラスで仲の良い女子の
【ひとみさん】にお願いして、送り先を
ひとみさんからにしてもらった…
ひとみさんに…
『ラブレター?うまくいくといいね!』
と励まされ…
オレの手紙は、詩織ちゃんの家に向かったのだった…
次の日…
たぶん、今日あたり詩織ちゃんに手紙届いたろうな…
もう読んでくれたかな…
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
詩織ちゃんへ
封筒を開けてビックリしたと思います…
詩織ちゃんの両親に気まずくて…
送り主を、ひとみさんにお願いして協力してもらいました…
変な送り方でごめんなさい…
オレは…
詩織ちゃんの事が好きです!!
覚えてる?オレが、初めて沙織ちゃんと話した時…
昇降口で、詩織ちゃんがオレに
『おはよう♪』
って、笑顔で言ってくれたこと…
オレね。
高校生活…何もかもあきらめてて…
恋愛とかも…
無理だから女子を気にしないようにしてた…
高校も退学するつもりだった...
でも…
あの時、詩織ちゃんが話したこともないオレに笑顔で挨拶してくてたことが…
すごく嬉しかった…
学校を辞めようとしていたオレに明かりをくれました。
詩織ちゃんと、テニスでペアを組めたことや、修学旅行で一緒に行動出来たこと…
すごく幸せでした…
でも…
なんかすごく意識しちゃって…
あんまり話せなかったんだけど…
あと…
ペロペロキャンディーを靴箱に入れたのは
オレです…
驚かしちゃってごめんなさい…
ずっと詩織ちゃんの事が好きだったから…
告白しようと思いました。
オレと付き合ってください!!
本当は、口で言うべきなんだろうけど…
手紙でごめんね…
お返事待ってます…
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
そして…
数日後に、詩織ちゃんから返事が届いた…
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
こんにちは。
毎日暑いですけど、受験勉強頑張ってますか?
手紙驚きました!
ありがとう!すごく嬉しかったですよ!
もちろん覚えていますよ。
昇降口で挨拶したこと…
そんなふうに思ってもらえたなんて嬉しいです…
私からもあまり話せなくてゴメンね…
告白してもらえて…
すごく嬉しかったですよ!
でも…
私…中学時代からずっと好きな人がいて…
その人とは、高校が違っちゃったんだけどね…
まだ…その人が好きなんです…
告白してもらえたのは、すごく嬉しいんだけど…
ごめんなさい…
これからもよかったら仲良くしてくださいね!
本当にごめんなさい…
お手紙ありがとう!
詩織より
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
こうして…
オレの高校最後の夏は終わったのだった…
でも…
なんでだろう…
この清々しい気分は…
詩織ちゃんにフラレてしまったが、オレの思いが伝わってくれたみたいで…
満足だった…
ダメ元と分かってのチャレンジ...
きっと…これでいいんだ…
思いっきり告白してよかったんだ…
なんか…完全燃焼できたような…
ショックという気持ちよりも、達成感の気持ちでいっぱいだった…
ありがとう…
詩織ちゃん…
夏休みが開けて新学期…
オレは、今まで恥ずかしくて話しかけられなかった詩織ちゃんに自ら話しかけた…
『おはよう♪いきなり手紙出しちゃってゴメンね(笑) 気にしないでね(笑)』
すると詩織ちゃんは…
『そんなことないよ!ありがとう♪』
って、笑顔で言ってくれた…
なんか…
すごくいい終わり方だったな…
オレは…
詩織ちゃんを好きになってよかった…
さて…
高校時代の思い出にひたりながら、フェリーは、厳島神社のある宮島へと到着した…
なつかしいな…
高校時代の思い出…
詩織ちゃんとの思い出…
いろんな事を思い出しながら…
1人…厳島神社を散歩した…
厳島神社のある宮島には、鹿が離されていて、触ったり、エサをあげたりできる。
そこに、一頭のヒマそうな鹿がいたんで…
オレは、カメラを顔の前に構えて…
鹿と、ツーショット☆
(゚∀゚)♪
この写真が…
今回の旅で唯一…
自分が写っている写真になるとは…
さて…
そろそろ戻るか…
あ…
仲の良い友達の【いっちゃん】にお土産買っていこう!!
土産屋を覗くと…
こっちの方は…
ずいぶんと、ユニークな物が売っている…
ほとんどパクリのデザインなんだが…
友達の【いっちゃん】にピッタリのお土産があった!!
マグカップなんだが…
【なっちゃんオレンジ・果汁20%】
のジュースのパクリで…
なんと…
【おっちゃん!オレたち・油汁20%】
なっちゃんオレンジのミカンの顔にヒゲが書いてある…
油汁って…(;´Д`)
気に入った…(゚∀゚)♪
こうして…
広島とは全く関係ないお土産を買い、オレはフェリーに乗って宮島を去った…
詩織ちゃんとの甘く切ない思い出…
7年前…修学旅行に来た時に、ウォークマンでずっと聞いていた曲…
今でも好きなアルバム…
スピッツの【ハチミツ】…
特に、【ロビンソン】って曲が1番好きで…
この曲を聞くと…
宮島の厳島神社と…
詩織ちゃんの事を思い出す…
全てをあきらめていた高校時代に、花を咲かせてくれた人…
あの時の、笑顔で言ってくれた
『おはよぅ♪』
今でも、ハッキリと覚えている…
すごく嬉しかった…
ありがとう…詩織ちゃん…
詩織ちゃんとの思い出に励まされながら…
オレは、広島を旅立った…
先は…
まだまだ長い…
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
~オレ、 ついに九州へ上陸… ~
☆次回は、3月24日に更新します☆
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
野球部を引退してから、坊主頭とサヨナラになりましたが…
なんと…
野球部引退してから、1年間くらい…
髪の毛が坊主頭になっている恐ろしい夢を何十回と見ました…(;´Д`)
さらに、まだまだ現役野球部で…
バンバン練習やってて…
うなされる夢をたくさん見ました…
(;´Д`)…
さすがに今では見ませんが(笑)
トラウマですね…(*_*;
☆次回は、3月24日に更新します☆
またお会いしましょう!
ヽ(´ー`)ノ
episode54
【オレ物語・本丸・第24章】
~ ついに九州上陸 ~
この物語は、オレの人生の物語であり、すべて実話である。
オレが今、こうして生きているすべての意味…
1つ1つが無意味ではなく、全てが繋がり…
そして...
今がある。
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる!
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた…
受験資格が高卒以上だったので、大卒のオレには簡単すぎる問題だったのだが…
【不合格】…
なぜ落ちたのか…納得できなかった…
オレは、いつになったら恵まれるのか…
友達たちは、難なくいい会社に入り順調に進んでいる…
オレは…?
仕事もダメ…
はたまた、恋愛もダメ…
何もかも…うまくいかせてもらえない…
新しくスタートを切ろうとしているのに…
このザマ…
『ちょっと…オレ…疲れたゎ…』
そう思ったオレは、この現実から離れるために旅に出ることにした…
車で行けるとこまで…
日本の端っこ…
九州の桜島まで…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode54
【オレ物語・本丸・第24章】
~ ついに九州上陸 ~
旅の途中に立ち寄った、広島の宮島にある
【厳島神社】
オレは、高校時代の甘く切ない思い出に励まされながら、先へ進む力をもらった…
目標は、九州の桜島…
まだまだ長いが…絶対にたどり着いてみせる!!
この旅に何の意味があるのか…
そんな事など考えず…オレは…
ただ前に進むことだけ考えていた…
広島を出発したのは、午後3時…
夜には、本州の最南端である【下関】へ
たどり着くだろう…
オレは、ただひたすら南へ車を飛ばした…
そして…
ついに本州最後の県【山口県】に入り、
本州と九州の境界線
【関門海峡】にたどり着いた!!
この橋を渡れば…
いよいよ九州に入る…
しかし…
時間は夜の10時になってしまったので…
今夜は、壇ノ浦パーキングエリアの駐車場で
車内で寝ることにした…
明日の朝…九州へ入ろう!!
そして、翌朝…
その日も天気がよかったんだが…
初の車内で寝泊まりしたんで…
身体が痛い…(*_*;
ワゴン車みたいに車内が広ければいいんだが…
なんせオレの車は、ペットも嫌がる車内の狭いスカイラインなんで、飛行機のエコノミークラス以上に寝心地が悪い…
(*_*;↻↻↻
あんまり寝た気がしないが、関門橋を渡り九州へ…
しかし…この関門橋は高くて、車で走るのがコワイ…(*_*;
大丈夫なんだが、橋から落ちないように安全運転で関門橋を渡り九州へ上陸した…
旅に出て、4日目にして九州までたどり着いた…
しかし…
目標の桜島までは…
まだまだ長い…(*_*;(*_*;(*_*;
オレは、ひたすら車を南へ飛ばし…
福岡を過ぎ、熊本へ入った…
ホントなら、たくさん遊ぶトコや観光地があるんだろうが…
なんせ全く知らない土地なんで、ドコへ行っていいかも分からず…前に進むことしかできなかった…(*_*;
日本にいるんだが…
外国にいるような気分で…
ま…
日本語と、日本円が使えるだけ十分だった…
さて…熊本へ入ったオレは…
昨夜の車内で寝た疲れがとれないんで…
アレを探す事にした…
そう…
ドラえもんの、しずかちゃん以上に風呂好きなオレなんで、温泉探しの旅が始まった…
地図には、たくさんの温泉マークがあったので、テキトウに行ってみた…
温泉地帯に入り…
【○○温泉はコチラ→】
っていう看板を見つけて行ってみたら…
なんと…
なんと!!!
ボロい…(*_*;
コンクリート作りの四角い建物で…
木のドアが腐っているのが、遠くからでもわかるくらいで…
なんか…
ボロい市民プール見ないなカンジで…
たぶん、市営の公衆浴場なんだろう…
(*_*;
入場料は安そうなんだが…
あまりにもボロくて…
汚ったなそうだったんで…
絶対にドラえもんの、しずかちゃんも入らないだろうし…
下手すりゃ…
水虫…
結膜炎…
変な病気…
とか、もらいそうなんで…
却下…(-_-;)
旅先で、変な病気もらったら困る…
(;´Д`)…↻↻↻
オレは、ボロい公衆浴場から逃げ出し…
次の温泉屋さんへ向かった…
すると…
なんか綺麗そうな温泉屋さんを発見!!
しかし…
【家族風呂】と書いてあるんだが…
(゚∀゚)???
【家族風呂】って…
家族で風呂に入るやつか???
家庭内混浴か???
オレは、独り者だ!!
家族持ちではない…
未来の妻となり、家庭を築く候補の女性すらいない…
上等だ…(# ゚Д゚)
この温泉屋さんに入ってやる…
【お客様駐車場】に車がないし…
そりゃそうだ…平日の昼間だし…
どうせ、ヒマだろう…(-_-)
オレは、独り身で堂々と受け付けに行った…
『あの~…独り者なんですが…
入れますかね…(;´Д`)』
受け付けの人は…
『あ。大丈夫ですょ~。』
あっさりとOK…↻↻↻
こうして、独り身のオレは…
広い家族風呂へ入っていったのだった…
次回来る時は…
【独身様用】を用意しておいてもらいたい…
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
~ 九州珍遊記 ~
●オレ、阿蘇山へ行く…
●オレ、池田湖の恐竜を探す…
●オレ、変な猛獣に追いかけられる…
●オレ、ついに桜島へ…
☆次回は、3月31日にアップします☆
episode55
【オレ物語・本丸・第25章】
~ 九州珍遊記その①~
この物語は、オレの人生の物語であり、すべて実話である。
オレが今、こうして生きているすべての意味…
1つ1つが無意味ではなく、全てが繋がり…
そして...
今がある。
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる!
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた…
受験資格が高卒以上だったので、大卒のオレには簡単すぎる問題だったのだが…
【不合格】…
なぜ落ちたのか…納得できなかった…
オレは、いつになったら恵まれるのか…
友達たちは、難なくいい会社に入り順調に進んでいる…
オレは…?
仕事もダメ…
はたまた、恋愛もダメ…
何もかも…うまくいかせてもらえない…
新しくスタートを切ろうとしているのに…
このザマ…
『ちょっと…オレ…疲れたゎ…』
そう思ったオレは、この現実から離れるために旅に出ることにした…
車で行けるとこまで…
日本の端っこ…
九州の桜島まで…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode55
【オレ物語・本丸・第25章】
~ 九州珍遊記その①~
一人旅4日目にして九州へ上陸した...
福岡~熊本まで進み、熊本の一人で家族風呂屋さんを出発したオレは今夜泊まる場所を探した…
が…
完全に道に迷ってしまった…(*_*;
全く、知らない土地だし…
カーナビなどない…(*_*;
ほとんど高速道路を走ってきたので、高速道路を下りると迷宮だ…(*_*;(*_*;(*_*;
しかし!!
ここで、旅の道具の
伝家の宝刀!!
【日本地図】と【方位磁石】
が役に立つ!!
オレは、日本地図の熊本県のページを開き…
方位磁石を地図上に乗せて…
地図を方角通りに回転させ…
『市街地は、あっち→→だ!!』
(゚∀゚)♪
たぶん…
ってことで、出発…
市街地の方向を目指し、田舎道を走っていると…
後から急いでるっぽい車が…
(;´Д`)…
オレは、見知らぬ土地なんで、ゆっくり走りたいのに…
後ろの車…
地元走りで、急いでるっぽい…
(;´Д`)…
なんで来るんだよ…(;´Д`)
家でおとなしくテレビでも見てろや!!
(# ゚Д゚)カァー!
急いでるんなら、10分早く出発しろや!!
(# ゚Д゚)カァーー!!!!!
後ろの車に追いかけられながら、オレは暗い夜道を急がなければならなかった…
(;´Д`)…
すると…
変な道に入ってしまい…
目の前が……
田んぼ…
( Д ) ゚ ゚アリャ~!!!!
あと少しで、田んぼに落ちるトコだった…
(;´Д`)↻↻↻↻
後ろの急いでる車は、どっか行ってしまった…
(# ゚Д゚)コノヤロー!!!!!!!!
地元の道を知ってるからって、調子こいてんじゃねー!!!
(# ゚Д゚)チキショメーー!!!!!!!
ここまで来て、田んぼに車が落ちたんでは
シャレにならん…(*_*;
こうして、なんとか市街地へたどり着き…
オレは、ビジネスホテルへ泊まる事ができたのだった…
翌朝…
1人旅、5日目…
今いる熊本県には【阿蘇山】がある…
阿蘇山は、中学の社会で習ったから知っている…
シラス台地…
世界最大のカルデラ…
教科書で教えられたって、わからんので
行ってみる事にした!!
泊まった場所が、阿蘇山から近かったので
1時間足らずで行ける♪
どんどん山を上り…
それはそれは…綺麗な高原へたどり着いた!
お~(*゚∀゚)
コレが、教科書で見た阿蘇山だよ!!
(*゚∀゚)!
山の上が、メチャ広い高原になっている!
馬もいる!!
素晴らしい景色だ♪ヽ(´ー`)ノ
オレんちの周りには、畑しかない…
しかし!近所には、阿蘇山に負けずに
牛や豚はいるぜ!!
家畜だが…
風が吹くと…
臭ってクセエ…(TдT)
オレは、阿蘇山の大高原を散歩した…
もちろん…
1人散歩だ…(泣)
こんな素晴らしい観光地に、1人で歩いている
のはオレだけだ…(TдT)
誰か…
バイトでいいから、一緒に散歩してくれる女の子いないか…
(TдT)…↻↻↻
さて…
腹が減ったんでメシでも食うことにしよう…
オレは、阿蘇山の駐車場にあるレストランと言うか…
【お食事処】へ行った…
1,500円で…
【メチャクチャ焼き肉食べ放題セット】
があった…
店員さんに…
『何名様ですか?』
と聞かれた…
出ました!!
分かってるくせに
【何名様ですか?】攻撃!!
1人ですよ…(-_-)
独り者ですよ…(-_-)
現在、無職ですよ…(-_-)
彼女いないですよ…(-_-)
特技は、女にフラれる事ですよ…
_| ̄|○ il||li
彼女が出来ない強力な呪いには勝てませんでしたよ…
_| ̄|○ il||li
どうもスイマセンですね!!
(-_-)
オレは、1人で
【メチャクチャ焼き肉食べ放題セット】
を注文して…
1人でテーブルに座り…
きちんと、紙のエプロンつけて…
1人焼肉…(泣)
しかし!!
神の救いがあった!!
ツアー客の団体様が、ぞろぞろ入ってきて…
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
いつの間にやら…
ツアー客の団体様に混じりながら、焼肉を食っていた…
(^_^)(^_^)(^_^)(^_^)
(^_^)(^_^)(^_^)(*゚∀゚)
(^_^)(^_^)(^_^)(^_^)
(^_^)(^_^)(^_^)(^_^)
(^_^)(^_^)(^_^)(^_^)
(^_^)(^_^)(^_^)(^_^)
これなら…
『あら?あの人…1人で焼肉食べてるゎ…友達とか彼女いないのかしら...可哀そうね!』
(・д・`*)アラ…
って言われずに済むだろう…
阿蘇山…
最高の場所でした…
ありがとう...
団体様...
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
●オレ、今度こそ池田湖の恐竜を探す…
●オレ、今度こそ桜島へたどり着く…
☆次回は、4月7日に更新します☆
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
今回も読んで頂きありがとうございました
m(__)m
現在多忙につきまして...
話しが進まずスイマセンm(__)m
私、教育委員会の人間でもありまして...
卒業式と入学式の来賓参加のオンパレードでテンテコマイです(;'∀')
また、お会いしましょうヽ(´ー`)ノ
episode56
【オレ物語・本丸・第26章】
~ 九州珍遊記その②~
この物語は、オレの人生の物語であり、すべて実話である。
オレが今、こうして生きているすべての意味…
1つ1つが無意味ではなく、全てが繋がり…
そして...
今がある。
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる!
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた…
受験資格が高卒以上だったので、大卒のオレには簡単すぎる問題だったのだが…
【不合格】…
なぜ落ちたのか…納得できなかった…
オレは、いつになったら恵まれるのか…
友達たちは、難なくいい会社に入り順調に進んでいる…
オレは…?
仕事もダメ…
はたまた、恋愛もダメ…
何もかも…うまくいかせてもらえない…
新しくスタートを切ろうとしているのに…
このザマ…
『ちょっと…オレ…疲れたゎ…』
そう思ったオレは、この現実から離れるために旅に出ることにした…
車で行けるとこまで…
日本の端っこ…
九州の桜島まで…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode56
【オレ物語・本丸・第26章】
~ 九州珍遊記・その② ~
熊本県までたどり着いたオレは、中学の社会の授業で習った【阿蘇山】へ行った…
素晴らしい場所だったが、ひとり観光の寂しさいっぱいだった(泣)
お食事処で、ひとり焼肉を食べていたオレのまわりに、どこからか観光客の大群…
オレは、観光客の団体様に混じりながら、にぎやかに焼き肉を食った…
そして今日もまた…
ひとり観光が始まる…
阿蘇山を出発したのは昼過ぎだった…
そして…
オレは…
何度も言うが…
ドラえもんのしずかちゃんに負けないくらい風呂好きなオレは…
また温泉探し…
そして…
【日帰り入浴出来ます】との看板を見つけ…
たどり着いたのは、旅館だった…
思いっきり日中だったんで、人気のない旅館を…
ガラガラ…
|´Д`)アノ…
(;´Д`)…ゴメンクダサイ
人気のない旅館の、人気のない玄関からオバちゃんがやって来た…
オバちゃんは…
『あら!早いですね!お泊りですか?』
と…
いぇ…
ただの日帰り入浴の者です…
(;´Д`)…
オバちゃんは…
『あっそぅ~。はい。どうぞ!』
こうして、オレは…
お客さんがいない真っ昼間の旅館で…
ただ一人…
風呂に入っていた…
お泊りでなくて申し訳ない…
旅費節減の為…
今夜は車で野宿です…グッナイ↻
翌朝…
最高に寝心地の悪い車内で目覚めたオレは、さらに南へ向かい…
鹿児島県へ入った!
鹿児島県には桜島の他に、オレには行ってみたいミステリーな場所があった…
池田湖…
池田湖イッシー伝説…
鹿児島県の池田湖には、謎のデカイ恐竜がいるらしい…
いるらしい…
観光客を呼ぶための…
インチキじゃないだろうな…
(-_-;)
オレは…
恐竜伝説や…
UFO…
宇宙人…
地底人…
河童…
貞子…
祟り神…
ラピュタ…
未確認のものは、信じる人なんで…
池田湖のイッシーを探しに行く事にした!
そして…
池田湖に到着…
【ようこそ!池田湖へ!!】
と看板があり…
恐竜の絵が書いてあった…
出る気満々である…
池田湖は、山の上にある湖…
さぞかし深いだろう…
いるな…
絶対にいる…
イッシーは…いる…
オレは、池田湖の湖岸に座って…
イッシーが湖面から現れるのを…
ずっと…待っていた…
ひたすら待っていた…
ただただ…待っていた…
2時間くらい待っていた…
そして!!
オレは、あることに気がついた!!
そうか…
そう言う事だったのか!!
謎は…
全て解けた…
イッシーが現れるのをずっと待っている人は、オレしかいない…
他に誰も湖岸を見張っている人がいないのだ!!
つまり…
オレは…
アホだ…
暇人だ…
みんな一生懸命に働いているのに…
オレは、何をしている…
池田湖イッシーを探しに行って気づいた事は…
オレは、アホだという事だった…↻
オレの友達や、好きだった人…元カノ…
オレをフった人…などなど…
きっと今頃…
一生懸命に仕事している…
オレは、こんな所で何をしている…
ミステリーな世界から…
急激に現実に放り出された…↻↻↻
気づかせてくれてありがとう…
イッシー…
アホだという答えを見つけたので、池田湖を去ろうとしたが…
土産くらい買っていこうかと、土産屋へ入った…
土産屋の隣にデッカイ水槽があって…
メチャクチャデッカイうなぎがいた…
コレが、さらにデカくなって…
イッシーか…
(゚∀゚)?
ま…
オレは、アホだからいいや…
(*゚∀゚)♪
土産屋の婆さんと、いろいろ話しをした…
そういえば…
旅に出てから、人とまともに話してない…
なんか…
すんげ~、久しぶりに人と話した気がする…
ずっと、頭の中で独り言ばかり言っていた…
人と話すのって…
嬉しいことなのね…
オレは、土産屋の婆さんといろいろ話しをし…
名前は忘れたが…名物のボーリングの玉くらいの大きさのミカンみたいな果物を買って、池田湖を去っていった…
ありがとう…
池田湖のイッシーと、土産屋の婆さん…
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
●オレ…今度こそ本当に桜島へたどり着く…
そこにあったものは…?
☆次回は4月14日にアップします☆
★★★★★★★★★★★★★★★★★
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
またまた桜島までたどり着かず…話が進まなくでスイマセンm(__)m
なんだかんだ、時間がなくて長い話しが書けません…(*_*;
更新日には必ずアップ出来るように、
マイペースで書いていきたいと思ってますので…
これからもよろしくお願いしますm(__)m
久しぶりに…オマケ話し書いてみました♪
★★★★★★★★★★★★★★★★
【うんこマン物語】
オレは、よく健康ランド(風呂屋)へ行く…
スーパー常連様!!
の…
つもり…
この前の話し…
自分のロッカーに服や荷物を入れて風呂に入った…
風呂から出て着替えようとしたら…
ロッカーのカギが回らない…(+o+)???
あれ?
さっきは普通に開いたんだが…(*_*;
ロッカー番号も間違ってないし…
5分くらい格闘していたが…
カギが回ろうともしない…
(# ゚Д゚) おぃ!!
ふざけてないで、さっさと開きやがれ!!
(# ゚Д゚) カァー!!
しかし…
カギは絶対に回ろうとしない…
扉を死守してやがる…(-_-;)
扉をバンバン!!叩こうが…
カギをフルパワーで回そうが…
( `д´) 絶対に回わさねー!!!
と頑張ってやがる…(-_-;)
こうなったら…
店員さん呼ぶしかない…(*_*;
しかし…
真っ裸でタオル1枚のオレは…
この姿で、フロントまで行ったら…
変態だ!!
露出狂だ!!
露出狂は、裸にロングコート着てるが…
オレは、ほぼ全裸だ!!
勝ったな( ゚∀゚ )♪
とりあえず…
今日は、変態をさらすつもりはないので…
ロッカールームに内線の電話があったんで、フロントの人を呼び出した…
そして、フロントの人が登場…
訳をはなして、ロッカーのカギを渡した…
フロントの人が、オレのロッカーを開けてみようとしたら…
すんなり開いた…↻↻↻
(# ゚Д゚) ふざけんなコラーー!!
あんなに強情張って開かなかったくせに…
(# ゚Д゚) なんだそりゃーー!!!
オレは、納得いかなかったんで…
それに、またフロントの人がいなくなったら開かなくなるだろうと思っていたんで…
このロッカーの本当の性格をバラしてやろうと思った!!
他の人の前では、良い子ぶりやがって!!
(# ゚Д゚) 絶対に許さねぇ!!!
オレは、フロントの人に…
もう1回カギを開けてみてくれ!!
と言って、再度チャレンジさせてみたら…
今度は、開かない…
( ゚∀゚ )♪
ほ~らみろ!!!
ざまぁ~みやがれ!!!!!
('∀`)ハッハッハッハッハ
人を選んで良い子ぶりしようなんて考えだから、ボロがでるだよ!!
思い知ったか!!
(# ゚Д゚) この野郎!!
と、言うことで…
オレは、違うロッカーへ引っ越しさせてもらった…
オレは、昔からこういう事が多い…
ちょっと前に、トラクターのエンジンがかからなくて…
修理屋さんを呼んだら…
一発で、エンジンがかかった…↻↻↻
また始まったよ…(*_*;
オレは、修理屋さんにどう説明&挽回すればいい???
オレは…オオカミ少年か…
(*_*;
結果…
電気系統の接触不良だったみたいで…
エンジンがかかる時と、かからない時があったらしい…
なんでオレは、こんな変な方向になるの…
わかりますか?
このミジメさ…
このアホっぷり…
なんかね…
そんなオレは…
うんこマンみたいだ…
きっと…この先も…
うんこマンだ…↻↻↻
【うんこマン物語・完】
episode57
【オレ物語・本丸・第27章】
~ 九州珍遊記その③~
この物語は、オレの人生の物語であり、すべて実話である。
オレが今、こうして生きているすべての意味…
1つ1つが無意味ではなく、全てが繋がり…
そして...
今がある。
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる!
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた…
受験資格が高卒以上だったので、大卒のオレには簡単すぎる問題だったのだが…
【不合格】…
なぜ落ちたのか…納得できなかった…
オレは、いつになったら恵まれるのか…
友達たちは、難なくいい会社に入り順調に進んでいる…
オレは…?
仕事もダメ…
はたまた、恋愛もダメ…
何もかも…うまくいかせてもらえない…
新しくスタートを切ろうとしているのに…
このザマ…
『ちょっと…オレ…疲れたゎ…』
そう思ったオレは、この現実から離れるために旅に出ることにした…
車で行けるとこまで…
日本の端っこ…
九州の桜島まで…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode57
【オレ物語・本丸・第27章】
~ 九州珍遊記・その③ ~
ついに鹿児島県に入った!
池田湖イッシー伝説の謎を解きに行ったオレは、アホだったという答えを見つけ…
気を取り直して、目標の桜島へと向かった…
池田湖から桜島までは、直線距離では大した事ないんだが…
鹿児島湾をグルッと回らなくてはいけない…
大した距離でもなかろうと、鹿児島湾をグルッと回ってみたら…
鹿児島湾…長い…(*_*;
東京湾と同じくらいだろうか…
さて…
途中に【指宿】って言う地名が道路の看板に書いてあった…
【指宿】…
なんて読むんだ…( ゚д゚)???
ゆびやど…?
ゆびどまり…???
あ…
ししゅく!!
か???( ゚д゚)
ししゅく…
非常に言いづらい!!
(# ゚Д゚)ししゅくー!!!
道路の看板をよく見ると…
【指宿 ibusuki 】
と、ローマ字で書いてあった…
いぶすき…( ゚д゚)???
(# ゚Д゚)読めるか!コラーー!!
なんでだか知らんが、こちらの地方は読めない地名が多い…
無理やり?
当て字??
キラキラネーム???
今時の子どもの名前や、魚の名前くらいに、ハイレベルな読み方の地名である…(*_*;
ちなみに…
オレの母親の実家の地名は…
茨城県水戸市の【木葉下】町
さて。なんて読むでしょうか??
正解は…
【木葉下】で【あぼっけ】
ハイパー反則である…↻↻%↻
さて…
難しい地名で頭を痛めながら、ようやく桜島の入口までやって来た!!
しかし…
鹿児島湾のロングドライブと、渋滞に巻き込まれ、到着したのは日が暮れてからだった…
今日は、宿に泊まって、明日の朝に桜島へ行こう…
宿探しをしていると、修学旅行生が泊まるような、大きな宿泊施設があった…
ちょっと古くてボロいが…安そうだし、ここでいいや…
修学旅行生などの団体様が泊まるようなトコに、泊まれるかと思ったが…
すんなりOKだった…
で…
部屋に入ったら…
畳6畳1部屋…
素晴らしいくらいにボロい部屋…
そして決め手は…
出ました!!
ボロい赤いテレビ!!!
チャンネルを、ガッチャン!ガッチャン!
と回すやつ…
もはや天然記念物・国宝である…(*_*;
さらに…
部屋には、トイレ・風呂はない…
学校みたいに共用…
廊下が暗い…(*_*;
怖い…(;´Д`)
広い食堂へ行き、思いっきり旨くない野菜ラーメンを食った…(*_*;
そして…大浴場で風呂に入って、ドライヤーを使おうとしたら…
【ドライヤー・20円】
と書いてあった…( ゚д゚)?
なんだコレ???( ゚д゚)?
20円入れないと、ドライヤー使えないの?
しかも、メチャ…ホコリまみれなんですけど…
(;´Д`)…↻↻↻
オレは、生まれて初めて、カネをとるドライヤーを見た…
(アナ雪の歌で歌ってみよう)
生まれ~て、初め~て~
ボロ宿に行き~
生まれ~て、初め~て~
カネをとるの!ドライヤ~♪
これはホコリが、舞い上がりそう~♪
生まれ~て、初め~てぇ~
おったまげたの…↻↻↻
さて。ボロ部屋に戻り…
何もやる事がないんで、寝るしかない…
寝てる間に幽霊とか出ないだろうな…
(;´Д`)…
出たら出たで仕方ない…
何の用があって出てきたんだか聞くしかないな…
グッナイ…
翌朝…
無事に幽霊も現れずに朝になった…
オレは、もう二度とこんなにボロい宿には泊まる機会はないだろうと思いながら、桜島へ向った…
そして遂に!桜島まで来た!!
目標達成である!!ヽ(=´▽`=)ノ
思え~ば、遠く~へ
来た~もんだ~♪♪♪
しかし…
ここまで7日かかった…
帰りも、7日かかるのか…
帰るのが…めんどくさくなった…
(*_*;
しかし…ま~。
よくここまで来たもんだ…
ただ単に、桜島まで行こうと思って…
本当に来てしまった…
【道】ってのは、どこまでも続いてるもんなんだね…
進めば、いつかは…たどり着くのね…
そんな事を考えながら、オレは桜島の公園を散歩していた…
さて…
折り返しか…
オレは、地元の茨城県へ帰る事にした…
車に乗り、桜島を去ろうとした時…
地元の幼稚園児たちが散歩していた…
まぁ~♡
なんてカワイイんでしょう…
(*´∀`)♡
幼稚園の先生!!
ヽ(=´▽`=)ノ♡
オレは、幼稚園のカワイイ先生と目が合ってしまった…
オレは…
桜島ふもとで…
天使に会ってしまった…
でも…
それも、つかの間…
オレは、旅に出なくてはいけない…
オレは、あなたと結ばれる運命ではなかったと言うことか…
サヨナラ…
桜島のエンジェル…
。゚(゚´Д`゚)゚。
オレは、勝手に決めた桜島のエンジェルに、心の中で別れを告げて…
桜島を去ったのだった…
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
●オレとモアイ像…
●京都で…ムフフ?
たぶん次回で、一人旅、最終回…
☆次回は、4月21日に更新します☆
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
今回も読んで頂きありがとうございました!
またお会いしましょう
ヽ(´ー`)ノ
episode58
【オレ物語・本丸・第28章】
~ 九州珍遊記・ファイナル~
この物語は、オレの人生の物語であり、すべて実話である。
オレが今、こうして生きているすべての意味…
1つ1つが無意味ではなく、全てが繋がり…
そして...
今がある。
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる!
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた…
受験資格が高卒以上だったので、大卒のオレには簡単すぎる問題だったのだが…
【不合格】…
なぜ落ちたのか…納得できなかった…
オレは、いつになったら恵まれるのか…
友達たちは、難なくいい会社に入り順調に進んでいる…
オレは…?
仕事もダメ…
はたまた、恋愛もダメ…
何もかも…うまくいかせてもらえない…
新しくスタートを切ろうとしているのに…
このザマ…
『ちょっと…オレ…疲れたゎ…』
そう思ったオレは、この現実から離れるために旅に出ることにした…
車で行けるとこまで…
日本の端っこ…
九州の桜島まで…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode58
【オレ物語・本丸・第28章】
~ 九州珍遊記・ファイナル~
一人旅の7日目…
ついにオレは、目標の桜島までたどり着いた!!
何も考えずに、ただ桜島まで車で行こうと出発し…
7日かかって、この地へやってきた…
思えば遠くへ来たもんだ…
しかし…
目標であった桜島は、ただの目標の場所でしかなく、特に何も変わることはない…
ここに何かがあるわけでもない…
ただ…目標の場所にたどり着いただけ…
オレは、いったい何がしたいのか…
オレは、何がしたかったのか…
そんなことを考えながら、折り返すことにした…
一人旅…
いよいよファイナルへ…
目標だった桜島までたどり着いたオレは、とりあえず目標は達成されたので、折り返しに入ることにした…
桜島を後にしたオレは、もう1つ気になる場所に行く事にした…
宮崎県の日南海岸…
そこには、【サンメッセ日南】という公園がある…
そこには、数体のモアイ像があるらしい…
モアイ像なんて、イースター島にしかないと思っていたが…
とりあえず、【ジャパニーズ・モアイ像】を見に行く事にした…
サンメッセ日南の入り口に行くと、入場料を取られるようで、係員に…
『お一人様ですか?( ゚д゚ )?』
と、ビックリした顔をされた…
何か問題でもありますかね…
(-_-;)
公園と言っても、遊園地みたいに、いろんな乗り物があったが…
さすがに1人で、乗り物を乗ってたら、友達がいない人だと思われるので、モアイ像を探しに行った…(*_*;
モアイ像発見!!
海側にデカイモアイ像がズラッと並んでいた…
何やら説明書が…
【右から2番目のモアイ像は、金運が上がります】
金運は、別にいいです…
さらに…
【左から3番目のモアイ像は、恋愛運が上がります】
(# ゚Д゚)キタァーーー!!!
(# ゚Д゚)これを待ってたんだー!!
オレは、すかさず恋愛のモアイ像の所へダッシュし…
ε=ε=┌(;*´Д`)ノ ヘイヘイ!!!!!
恋愛のモアイ像を、ベタベタを触りまくり…
(;´Д`)助けてくださぁ~い…
と、恋愛のモアイ様にお願いした…
さらに…
恋愛のモアイ様を写真に撮り、部屋に飾る事にした…
よし…
これで【彼女ができない呪い】が解けたに違いない…
あの苦痛の呪縛から、オレは解き放たれた…
のか???
たぶん…↻↻↻
こうして、恋愛のモアイ様に拝んだオレは…
もうこの場所には、用はない…
(-_-)
さっさと帰る事にした…
宮崎県を出発し、一気に九州を出ることにした…
長崎県のハウステンボスに行こうかと思っていたが…
一人旅の疲れと、切なさで行く気力もない…
(;´Д`)…
寂しさオンリーで、もの凄い勢いで
九州を去って行った…
本州の山口県に入ったのは夜だったので、高速道路のパーキングで、車内野宿…↻
翌朝…
これまた気になる場所があったので立ち寄る事にした…
山口県の秋吉台…
中学の社会で習った、カルスト台地…
石灰岩の台地で、長年雨にさらされ特徴のある地形…どうのこうの…↻↻↻
そんなのは、どうでもよかったんだが…
教科書に載っていた写真の景色がよかったので行ってみる事にした…
すると…
すごい…
(人´∀`)
風の谷のナウシカの気分だ…
風の谷のオレは、素晴らしい景色を満喫し、下にある鍾乳洞へと向った…
結構、洞窟好きなオレ…
とは、言え…
子ども時に、福島県の【あぶくま鍾乳洞】しか行ったことがないが…
しかし…車で走ってたりして、崖に穴が空いてるのを見かけると…
物凄く気になってしまう…
(;´Д`)オオゥ…
車を放置して探検したくなる…
(・д・)…
さて…
秋吉台の鍾乳洞へと入ると…
反対側からツアー客の大群が押し寄せてきた…
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
(^_^)
すると…
あら?あの人…1人で鍾乳洞来てるゎ…
( ゚д゚ )!
と…
またまた、余計なお世話の表情をされた…
何か…
問題でもありますかね…
(;´Д`)
ねぇ…
何なんですか…
ほっといてください…
_| ̄|○ il||li
好きで独り身やってんじゃないんですよ…
_| ̄|○ il||li
呪いなんですよ…
呪縛なんですよ…
あなたには分かりますか?
この苦しみが…
_| ̄|○ il||li
オウオウォォォ…(泣)
秋吉台を後にしたオレは、広島までとんだ…
今日は、車内野宿じゃなくてビジネスホテルに泊まろう…(*_*;
広島は、旅の前半に立ち寄って泊まったビジネスホテルがあった。普通のビジネスホテルなんだが、なんだかこの場所が落ち着くんで
また泊まる事にした…
そして次の日…
広島を後にしたオレは、京都へ向かい
ひたすら進んだ…
夕方になり、ようやく京都へたどり着いた…
京都は、中学・高校の修学旅行で行ったことがある…
金閣寺や清水寺などは、もういいんで…
【嵐山】へ行ってみたかった…
高速道路を下りて、京都市内へ入ったら…
すんごい渋滞…(*_*;
夕方だからだろうか…
メチャクチャ渋滞…
(*_*;(*_*;(*_*;
進まない…(*_*;
疲れた…(*_*;(*_*;(*_*;
もういいゃ…
はい。京都おわり!!
こうして…
車から降りることなく、京都市内を去った…
さようなら…京都…
縁がなかったんですね…
(TдT)
オレは、また高速道路に乗り…
京都のパーキングへ立ち寄った…
京都市内は行けなかったが、高速のパーキングなら、京都のお土産買えるな…
(*_*;
パーキングの土産屋へ向かって歩いていると…
いつの間にやら…
可愛いお姉さんがオレの隣を歩いていた…
なんか…
デートしている気分だ…
(人´∀`)
きっと、知らない人がみたら…
オレたち…
カップルだと思うだろな…
(〃艸〃)ムフッ
オレは、今の瞬間…
幸せだ…
ありがとう…
京都のパーキングで、たまたま隣を歩いていた可愛いお姉さん…
(TдT)
京都のパーキングを後にしたオレは、寂しさがMAXになった…
一人旅に出てから、ほとんど人と話していない…
会話のない生活がこんなに辛いとは思わなかった…
(TдT)↻↻↻
寂しさMAXのオレは、家に帰る事にした…
しかし…まだ京都…
地元の茨城県までは、死ぬほど遠い…
しかし…
寂しさMAXのパワーは、凄かった…
なんと京都から茨城まで一晩で帰ってしまったのだ…
京都を出発したのは、夜7時…
家に着いたのは、朝7時…
12時間ぶっ飛ばしまくりだった…
ε=ε=┌(;*´Д`)ノ
長距離トラックの運転手みたいに頑張った…
オレの一人旅…
10日間の旅が終わった瞬間だった…
自分探しの旅…
一人旅7日目にして、目標の桜島までやってきたが…
そこはただの目標の場所であって、オレにとって何かが変わったわけではなかった…
【目標】と言う言葉は達成されたが…
それで全てが終わったわけでもなく…
逆に、【これから】と言う物が、たくさん湧き出てきたような気がした…
自分の人生に嫌気をさして、桜島まで飛び出して行った…
だが、そこはゴールであっても何もない…
1つの通過点に過ぎなかったのだ…
なんであれ…
【目標】と言う物に向かっている時の自分が1番輝いている時である…
【目標】にたどり着いたら…
【次は?】が必ずやってくる…
オレは、今回の旅で思った事…
人は常に、【目標】に向かって走らなくてはいけない…
その瞬間が1番楽しく輝ける時である…
1番大切なのは、ゴールではなく…
1つ1つの通過点なのだ…
自分探しの旅…
以前、テレビのCMでダウンタウンの
まっちゃんが言っていた言葉…
自分探し旅なんで、いつになったって自分の背中なんて見えやしない…
だったら、お店でキンチョール探した方がよっぽどマシだと思う。
その通りだと思った…↻↻↻
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
~ オレの再出発 ~
旅から帰ったオレは、就職活動へ…
そこへ待っていた運命…
☆次回は、4月28日にアップします☆
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
今回も読んで頂きありがとうございました
m(__)m
一人旅の話し…
長々と…ダラダラ…となってしまいました
(*_*;
次回からは、方向性が変わってきます…
オレの人生が、いろいろと変化していきます(笑)
まだまだ先は、長いですが…
これからもよろしくお願いします(^^)
またお会いしましょうヽ(´ー`)ノ
episode59
【オレ物語・本丸・第29章】
~ 再始動 ~
この物語は、オレの人生の物語であり、すべて実話である。
オレが今、こうして生きているすべての意味…
1つ1つが無意味ではなく、全てが繋がり…
そして...
今がある。
♦♦【今までのあらすじ】♦♦
時は2,000年初期の就職氷河期。オレたちの世代は、ロストジェネレーションと言われていた。
大学4年生の夏の頃にオレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売代理店の会社に変わったのだった。
なかなか就職の内定がもらえないオレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったのだが...
社員は、ロボット扱い…
100%サービス残業のブラック企業だった…
オレは、副店長を約半年…
そして、新店舗の【石岡店】で店長になった…
バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる!
と、可愛いバイトたちに店を任せて…
オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…
オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが…
神は…
そっとオレに囁く…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた。
受験資格が高卒以上だったので、大卒のオレには簡単すぎる問題だったのだが…
【不合格】…
なぜ落ちたのか…納得できなかった…
オレは、いつになったら恵まれるのか…
友達たちは、難なくいい会社に入り順調に進んでいる…
オレは…?
仕事もダメ…
はたまた、恋愛もダメ…
何もかも…うまくいかせてもらえない…
新しくスタートを切ろうとしているのに…
このザマ…
『ちょっと…オレ…疲れたゎ…』
そう思ったオレは、この現実から離れるために旅に出ることにした…
車で行けるとこまで…
日本の端っこ…
九州の桜島まで…
大した荷物も持たないまま、すぐに旅に出た
オレは、7日目にして目標の桜島までたどり着いた…
しかし、目標だった場所に着いたが…
オレにとって何かが変わるわけでもなかった…
目標は達成されたが、全てが達成されたわけではない…
目標に向かっている時の自分が1番輝いているんだと思った…
10日間の旅を終えたオレは、また次の目標へ向かって進む…
次の目標…
気を取り直して再就職を目指す事…
しかし…
神は、そう簡単にオレを幸せにしてくれないようだった…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode59
【オレ物語・本丸・第29章】
~ 再始動 ~
10日間の一人旅…
自分探しの旅から帰宅したオレは、特に何かが変ったわけでもなかった…
また次の目標に向って進むことにした…
桜島まで行くという目標は達成した…
とりあえず、気が済んだので再就職に向けて就職活動を頑張るかな…
みんなに負けないように…
世間で認められる人間になれるように…
とにかく…
世間一般の人たちみたいに、普通に働いて
普通に生活し、普通に恋愛し、普通に家庭を持てるようになりたい…
【普通】になれると言うことは、簡単ではないのだろうか…
【普通】になるのは大変な事なのか…?
誰でも【普通】になれるわけではないのか?
神はオレの人生を、もて遊んでいるのか…
絶対になってやるよ…
神に逆らってでも、つかんでやる…
全てを振り出しに戻し、オレは新しくスタートを切るんだ…
~ 5th stage ~
一人旅から帰宅したオレは、次の日から就職活動をすることにした…
とりあえず、ハローワークへ行く事にした。
会社を退社したので、いろいろとやる事がある…
まずは【失業保険】の給付の申請だった。
次の仕事が見つかるまで、毎月お金がもらえる。以前働いていた会社でもらっていた月給の6割程度の金額だ。
期間は、失業保険を支払っていた年数にもよるが…
オレは、1年未満だったので3ヶ月間しかもらえない…
でも、ま…いいや…
残業代ゼロの会社だったから、残業代のつもりでもらうか…
あの会社で、サービス残業させられた金額から比べれば、はるかに足りないが…
(-_-;)
失業保険を申請すれば、すぐにもらえるわけではない…
退社の理由によってだが、自分の都合で辞めた場合は、3ヶ月後からの給付になる…
しかし…オレは違う…
会社が悪い…(-_-;)
過酷な労働時間・サービス残業・給与の遅れ・給与の二重明細…
など、どれか1つ当てはまり、証拠となる物を持っていけば、翌月から給付が開始される。
どれか1つ当てはまるどころか、全て当てはまってるし…
(-_-;)
給与の二重明細だって…
一度給与明細送ってきて…
『やっぱり、この金額だ!』
と、減額した給与明細送ってきた…
しかも、明細だけ届いて、給与がいつまでも振り込まれないし…
(-_-;)
どんでもないブラック企業へ入ってしまった…
せっかく大卒なのに、これから会社を受ける時には、
【中途採用】になってしまう…
ハッキリ言って、
【新卒採用】と【中途採用】は、エライ違いがある…
中途採用で来る人間は、一度会社を辞めてるわけだから…
長続きしない人…
使えない人…
など、よい印象を持たれない…
一流企業などは、基本【新卒】しか採らない…
世の中、そんなもんだ…
大学まで行って、新卒で入社した会社がブラック企業だったら…
その人は、ホントにかわいそうだ…
一発で台無しになる...
さて。
ハローワークには、たくさんの人達が仕事を求めていた…
しかし…
周りを見渡すと…
若い人は、オレくらいしかいない…
ほとんどが中年の人たちだ…
この就職氷河期、景気が悪い中…
仕事を探すのは大変だ…
中年の人たちなんてなおさら…
いろいろと、事情があって会社を辞めたり
辞めさせられたりしたんだろう…
新しい就職先を探すのはの難しいだろう…
こんな事を言っては悪いが…
ここで仕事を探している中年の人たちの顔を見ると、みんな暗い…
この場の雰囲気だけでも、世の中の事情がよく分かる…
オレなんて、この人たちから比べれば、恵まれている…
まだ若いし…可能性もある…
オレは、いつまでもここにいてはいけない…
早く社会に出ないといけないのだ…
さて。
たくさんの企業の募集の紙を見ていたオレ。
今までは、休みが不定休なサービス業だったので、土日祝日休みのカレンダー通りで、朝9時~夕方5時までの一般的な労働時間の仕事にあこがれていた…
友達たちは皆…
土日祝日休みの有給があって、ボーナスも出る…
オレも、そんなふうになりたい…
しかし、人手を募集している会社を見ると…
ほとんどがサービス業だった…
サービス業なんで、休みはバラバラ…
常に、サービス業って人手が足りないのだ…
辞める人が多いから、募集も多い…
それにつけて…
土日祝日休み、朝9時~夕方5時までの仕事なんて、募集などない…
なぜなんだ…
朝の通勤、帰りの退勤時間帯にあれだけの人達が動くのに、なぜ募集がないんだ…
そうか…
みんな都合のいい仕事だから辞めないんだ…
だから募集がないんだ…
(-_-;)チキショウ…
(# ゚Д゚)テメら!仕事辞めろー!!
そう思う毎日だった…
そして、何件か自分の希望通りの会社を見つけたので、ハローワークの人にアポをとってもらった…
ハローワークで仕事を探す場合は、ハローワークの担当の人に、会社に電話してもらい紹介してもらうのだ。
オレは、ハローワークの担当の人に、
『会社へ連絡しましたので、履歴書を送ってくださいとの事です。その後、詳しく連絡しますと先方が言ってました。』
との事なんで、さっそく履歴書を会社へ送った…
が…
いつまで経っても会社から連絡がない…
ぶっちぎられたか…(*_*;
こんなんありですか…(*_*;
またしてもうまくいかない…
オレってさ…
アホだよね…
こんなのが何回か続いた…
おもしろいほど、うまくいかない…
神の嫌がらせ全開だった…
そんな中。
とある会社の募集を見つけた…
中小企業向けの融資会社で、しかも日本最大であり、東証一部上場で株価も圧倒的に高い一流企業だった。
オレは、またハローワークの担当の人に紹介してもらい、履歴書を会社に送った…
また…ぶっちぎられるか…(*_*;
しかし!!
会社から、きちんと試験と面接の日程の連絡が来たのだ!!
地元に支店があり、そこで面接と試験がある。
そしてオレは、指定された日に試験を受けに行った…
立地条件のよいビルの中に、その会社の支店はあった…
さすが一流企業…
さらに、何人かのキレイなOLのお姉さんたちがいた…
(*´∀`)♪
さて…
試験に来たのは、オレだけのようだ…
支店長がやって来た…
どうでもいいんだが…
この支店長…
エロタレントの…
【イジリー岡田】に似ている…
(-.-;)
んで…
学科試験と、面接をした…
面接しながら、学科試験の採点をしていたんだが…
オレが、間違っていた問題を…
『この問題はね、コレがこうだから…』
と、解説し…
『分かった?分かったなら、直していいよ。このテストは本社に送らなくちゃいけないからね。』
と、答を教えてくれた…(*_*;
そして…
『キミ。出来そうだから採用するよ。本社には伝えておくので、後ほど本社から詳しい知らせが行くからね。』
と…
やったぁ~!!
\(◎o◎)/
なんと!採用されたぁ!!!
しかも、一流企業で土日祝日休みのカレンダー通り!!
あこがれていたスーツを着ての仕事!!
ようやく、普通の会社員になれたぁ~!
ヽ(〃v〃)ノ
オレは、この支店長(イジリー岡田)に気に入ってもらえたようで、一流企業に採用してもらえたのだった!!
ヽ(*>∇<)ノヤッホーイ♪
オレは、一流企業の社員に仲間入りしたのだ!!!
(# ゚Д゚)よっしゃーー!!!
さぁ…
いよいよ、オレの新しい人生の幕開けとなるのだ…
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
~神の嫌がらせ~
神よ…
あなたはいったい…
オレに何の恨みがある…
☆次回は5月5日に更新します☆
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
今回も最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m
長々と一人旅の話しも終わり、ようやく次のステージへときました(笑)
これからの話しが本番?ってなとこです(笑)
しかし…
昔は、何て言うか…
本当に何やってもうまくいかない…
おもしろいほど、うまくいかない…
神の嫌がらせ全開でしたね…(*_*;
おかげて強くなれましたよ(笑)
今となっては、笑い話しで書けますが、当時はホントに辛かったですね…
どの道を選んでも、きっと避けては通れなかったでしょう…
そんな気がします(笑)
暑くなってきましたが、皆さんも体調に気を付けて頑張ってくださいね!
またお会いしましょう
ヽ(´ー`)ノ
episode60
【オレ物語・本丸・第30章】
~ 神の嫌がらせ ~
この物語は、オレの人生の物語であり
すべて実話である。
オレが今、こうして生きているすべての意味…
1つ1つが無意味ではなく、全てが繋がり…
そして今がある…
♦♦【前回までのあらすじ】♦♦
高校を卒業し、地元・茨城県内の私立大学に入学したオレだったが…
就職氷河期と言われた時代…なかなか内定がもらえず大学4年の半ばが過ぎていった…
そんな中、オレがバイトしているガソリンスタンドを経営している本社が倒産してしまい…
【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売店の会社になったのだ!
オレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったが…
入社してみれば、社員はロボット扱い…
月180時間のサービス残業を平気でやらせるブラック企業だった…
オレは最年少で店長まで上り詰めた。
自分の店では、バイトたちに恵まれ、仲間と共に楽しく過ごせたのだが…
政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…
人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…
こんな会社、オレが辞めてやる…
と、可愛いバイトたちに店を任せて…オレは会社を去ったのだった…
大学を卒業して、わずか1年で…オレは、また振り出しに戻った…
全てをリセットして…
新しくスタートしよう!!
オレの本当の人生はこれからだ!!
オレは、強く心に誓ったのだったが
神は…そっとささやく…
『本当の苦しみは…
これからだよ…』
と…
会社を辞めてすぐに、地元の農協の職員採用試験を受けた…
オレにとっては、簡単すぎる試験問題だったにも関わらず、不合格…
新しくスタートを切ろうとしているのに…うまくいかせてもらえない…
全てが嫌になり、大した荷物も持たないまま、九州の桜島まで旅へ出た…
しかし、目標だった場所に着いたが…
オレにとって何かが変わるわけでもなかった…
目標は達成されたが、全てが達成されたわけではない…
目標に向かっている時の自分が1番輝いているんだと思った…
10日間の旅を終えたオレは、また次の目標へ向かって進む事を決心した…
次の目標…
気を取り直して再就職を目指す事…
ハローワークへ行き、たまたま見つけた一流企業の試験に行ってみた…
すると、オレは支店長に気に入られ採用してもらうことが出来たのだった!!
やった!!
ついにオレも、ちゃんとした会社に入ることが出来た!!
しかも一流企業だ!!
これからが、オレの本当のスタートだ!!
新たに再出発が出来たオレだったんだか…
神は…
何かをたくらんでいた…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
episode60
【オレ物語・本丸・第30章】
~ 神の嫌がらせ~
一人旅から帰ってきたオレは、気を取り直して、ハローワークへ再就職活動をした…
なかなか仕事が見つからない中、たまたま見つけた、中小企業向けの融資会社で最大手の一流企業の募集を見つけて試験へ行った…
すると、そこの支店長に気に入られ…
『採用します』
と言われたのだった!!
やった!!
ついにオレは、憧れだった【普通】の会社員になることが出来たのだ!!
しかも業界最大手の一流企業だ!!
実力次第で上に上がれる!!
頑張った分、報われる会社だ!!
これからが本当のスタートだ…
オレは、1年出遅れてしまったが、世間の人達と同じステータスになった…
勝負は…これからだ…
試験を受けた地元の支店の支店長に、
『後ほど、本社から詳しい知らせが郵送されてくるから、それまで待っててください。2~3日で連絡が来ると思います。』
と、言われた。
時間がないので、すぐに働ける準備をしなくてはいけない。
とりあえず、地元の支店からスタートになるので、車で通勤になるから、会社の近くに駐車場を借りなくてはいけない。
支店長に、近くの不動産屋で駐車場を紹介してくれるとの事なので、オレは不動産屋へ行き、月極駐車場の契約をしてきた。
アパートと同じで初めに、なんだかんだで2ヶ月分の約3万円を支払ってきた…
駐車場代は、会社から出ないが、交通費を多めにもらえるから問題ないな♪
さて。
とりあえず、毎日スーツを着ての仕事になるんだが…
スーツを着ての仕事に就いたことがないオレは、大学時代の就活スーツしかない…
(*_*;
ま~。
スーツは、後ほど増やしていけばいいか…
落ち着くまで【一張羅】で頑張るか…
さて、数日後…
支店長が言った通りに、本社から詳しい内容の通知が郵送されてきた。
封筒を開けてみると…
???
?????
【誠に残念ながら、今回の採用は見送らせていただきます。】
( ゚д゚ )はぁ???
【不採用】???
採用するって言われたんだけど…
(-_-;)
全く意味が分からなかったので、支店長に電話してみた…
オレ
『先程、本社から通知が届いたのですが、不採用と書かれてたんですが、どういう事なんでしょうか…???』
支店長
『え~……とですね…。こちらから採用してくれと言ったんですが…本社に蹴られちゃったみたいなんです……。』
ちょっと待ってくれよ…
何なんだよ…
こんなのアリかよ…
オレ
『採用すると言われたので、いろいろと準備してたんですけど!駐車場も借りて、前金3万円を支払いました。会社で返していただけるんでしょうか?』
支店長
『………………』
オイ…
支店長なら、きちんとハッキリ答えろよ…
そして支店長は言った…
『駐車場代は、お返しできないんですが…
どうでしょう?もう一度、試験受けてみますか?千葉支店まで行って面接になるんですが…』
オレは、納得がいかなかったので
『わかりました。面接に行きますので、日程と場所を教えてください。』
と言った…
そして面接当日。
とりあえず、地元の支店まで行って、支店長に千葉支店までの地図と電車の切符をもらい千葉支店へと向った…
千葉駅に着いた…
すんげ~都会だ…(*_*;
千葉支店は、千葉駅近くのデカいオフィスビルの十数階に入っている…
ど田舎者のオレは、せいぜい7階建てのマルイのビルにしか入った事がない…
(*_*;
こんなトコに会社があるなんて信じられなかった…
(*_*;
さすが最大手の一流企業…
オレは、千葉支店のフロアへ行き、受付けをして待合室で待っていた…
千葉支店内のもの凄い活気が溢れていた…
『○○君!もっとしっかりやりなさいよ!』
と、女性の上司らしき怒鳴り声や…
『○○支店の○○君、今月の契約は○件!続いて、○○支店の○○君は、今月の契約は○○件!頑張ってますね!』
と…
全国のたくさんの支店に向けた社内放送がバンバン流れていた…
一言で言えば…
この千葉支店は戦場だ…
(*_*;
なんか…
もの凄い会社だ…
(*_*;
オレは、あまりにも千葉支店の戦場的な空気に圧倒され、周りをキョロキョロ見ていた時に…
いきなり面接を担当する人が入ってきた…
Σヽ(゚Д゚○)ノ ウワァ!!!!
その人は、たぶん部長クラスの偉そうな人だった…
しかも顔がメチャ恐い…
(*_*;
戦場を勝ち抜いてきたと言うような顔…
雰囲気で分かる…
もの凄いオーラが出ている…
何て言うか…
ライオンのような顔だ…
(*_*;
オレはライオンに、にらまれているような感覚だった…
(*_*;(*_*;(*_*;
オレはライオンに、にらまれながら面接をした…
希望する働くエリアが3つあった…
●地元エリア
●関東圏内エリア
●全国どこでもエリア…
ライオンの部長は言った…
『希望のエリアは、全国でも構いませんか?』
と…
ここで、『地元だけ』・『関東圏内だけ』なんて言えない…
(*_*;
会社にとっては、どこでも転勤可能な都合の良い人材を欲しがる…
面接で、全国でもいいか?と聞くという事は、全国でもいい奴しか採用しないと言っている事になる…
本当は、関東圏内までの転勤が希望なんだが…
もうこの際だ…
やけくそだ…
オレ
『はい!全国どこでも大丈夫です!』
と答えた…
どうせ、独りの身…
どこへ配属されようが同じだ…
こうして、ライオンの面接は終わった…
(*_*;
後ほど、通知が来ると言う…
そして、数日後…
また本社から通知が届いた…
【不採用】…
もういいよ…
わかりましたよ…
採用すると言われて、希望を持って新しくスタートしようとしたのに…
駐車場も借りて準備して…
金だけ払って、一度も使わず…
バカみたい…
オレってさ、何でこんなのばかりなの…
必ず最後に【オチ】がある…
もっと普通にさせてくれよ…
神よ…
神様よ…
オレが何したって言うんだよ…
もう、いい加減にしてくれ…
それとも何か?
オレは、会社員には縁がないと言う事なのか?
採用すると言われてまで、ダメになるんだから、よっぽど会社員に縁がないんだな?
学生時代の就活で、内定もらえない…
期待と希望を持って入ったガイアックスという会社は超ブラック企業…
大卒のオレが、高校生と一緒に受けた地元の農協の採用試験もダメ…
一流企業の支店長に気に入られ、採用すると言われたのに、不採用…
そうだな…
オレは、会社員に縁がないんだな…
わかったよ…
バカバカしい…
会社員になれないんなら、ならないよ…
これからは好き勝手にやらせてもらう…
神よ…
どうだ?この先もオレの邪魔をするのか?
どんなに邪魔をされようが、オレは好き勝手に生きる事にする…
神よ…
かかってくるがいい…
to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
【次回予告】
~ オレ…全く違う方向へ… ~
会社員に縁がないなら、もうならない…
好き勝手にやらせてもらう…
☆次回は、5月12日にアップします☆
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
今回も最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m
さあ!ついに開き直ってしまいました(笑)
会社員に縁がないならと、全く違う方向へ走り出してしまいました(笑)
これからが、さまざまな狂ったドラマ?が…
ご期待ください(笑)
またお会いしましょう!
(*‘∀‘)
ミルクくんをタップして次のページへ!!